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  • 執筆者の写真Small Talk Project

★Small Talk Project Vol.1★について

 ″Small Talk Project Vol.1″は、″観る・聞く・伝える″といった3つのアクティビティを体感するプログラムによって構成されています。その一つが、①台湾のドキュメンタリー映画作品「日常対話」〈Small Talk〉の上映ですが、その他、展示プログラムとして、②アジアの女性アーティストの作品の展示や、③参加型アフタートーク(哲学カフェ)を行います。


 今回は、その展示プログラムについてご紹介します。展示プログラムは、本イベント会場である、ポレポレ坐の上映会場をそのまんまアートギャラリーに見立て、アート作品に囲まれながら、参加者同士が映画や作品のテーマ・内容についての対話を深めていく・・・といったイメージで構成されています。例えば最近よく映画の上映会や展覧会等でもトークイベントが行われていますが、それらの多くはゲストを招いての一方向でのコミュニケーション・スタイルです。けれども、私達のイベントでは、参加者の方が主体の双方向性のある対話型のイベントを実施します。なので、本イベントが一体どんな展開となっていくのか?実は私たちもワクワク♡ドキドキしています。なぜなら、イベントは一期一会。ご参加される方々のキャラクターによって会場の雰囲気はもちろん、特に③の参加型アフタートーク(哲学カフェ)のテイストやディテールが変わってくるので、実にインタラクティブなこれまでにない、ちょっと新しい⁉️ユニークなエキヒビションになるものと期待するからです。

 

 本企画を行うにあたり、先ず私たちは、当日に上映する、台湾のドキュメンタリー映画作品「日常対話」〈Small Talk〉について何度も議論を重ねました。この映画のテーマ性や現代社会との共通性、そして監督から主人公まで主要な登場人物がほ~ぼ全員女性‼️といった本作が最も伝えたいこととは何か?など、キリがないくらい、ポレポレ坐のカフェの一角でねばりにねばり議論を交わしました。そんな私達がたどりついた結論は、今回の映画作品「日常対話」と程よい感じで化学反応を起こしてくれるアート作品をピックアップし、参加者同士の「対話の場」を設けることでした。それは、言葉だけで語りつくせぬ思いや伝えたい気持ちを補完してくれるものは、もしかしたらそれは作品同士のシンクロによって生まれるのではないか?といった考えと、今の時代、インターネットやSNS等の普及により、簡単に他者と繋がることが容易になった反面、本当に伝えたいことや大切なことを見出して第三者に伝達していくことは、実は至難の業ではないか?といった問いかけからでした。そこで今回、″Small Talk Project Vol.1″では、台湾のドキュメンタリー映画作品「日常対話」のテーマ性に互いに呼応し共鳴しあう現代アートの作品の展示と、こまば哲学カフェ(東京大学/有志主催)の協力を得て、参加型アフタートーク(哲学カフェ)といった「対話の場」を開催いたします。他者との適度な距離感とリアリティの中で対話を行うことは、自分自身の内面を知るキッカケになるのではないではないでしょうか。

 私達、Small Talk Projectは、読んで字の如く、台湾のドキュメンタリー映画作品「日常対話」〈Small Talk〉のタイトルに因んで名付けられました。同時代の同じアジアの女性が制作した作品、「日常対話」〈Small Talk〉に出会った私達が、互いに共感し共有したセグメントをそれぞれに抽出し、追求していった三人三様のリアリティを、アジアの異なるバックグラウンドを持つ女性アーティストの作品(works)と共にご紹介いたします。

ぜひこの機会、私たち女性3人のスモールトーク(雑談)から生まれた、”Small Talk Project Vol.1(8/26開催)”にお越し下さい。 当日、多くの方にお会いできるのを楽しみにしています。                   Small Talk Projectメンバー&協力スタッフ一同



_作品展示アーティスト_ ※五十音順  ■Golmaryam Masood Ansari 〈ゴルマリヤム・マスウード・アンサリー〉(イラン) 「Woman‐女 性‐」シリーズ(ペインティング)

■杉 山 啓 子〈Keiko Sugiyama〉(日 本) 「供 花」(きょうか)(銅板画 / エッチング)

■阮 仁 珠〈ルァン・レンチュ〉(台 湾) 「映像 / パフォーマンス記録写真」


_作品上映アーティスト(監督)_ ■黃 惠 偵〈ホワン・ホェイチェン〉(台 湾) 「日常對話(日常対話)」Small Talk(ドキュメンタリー映画) produced by 侯 孝 賢〈ホウ・シャオシェン〉 映画「悲情城市」(1989)ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞 



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Webサイト・オープン!

Small Talk Project Webサイト、オープンしました! よろしくお願いしまーす。

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